平和をめざす朗読集団「国境なき朗読者たち」と朗読劇「ガザ 希望のメッセージ」上演の歩み

 

2009年7月17日 頴展公演(ガザ朗読劇 初演)

「ガザ 希望のメッセージ」と題し、AALA(アジア・アフリカ・ラテンアメリカ)連帯京都美術委員会 第35回頴展「アウシュヴィッツ、ヒロシマ、ガザ」で、ギャラリーf を会場に、京都大学総合人間学部「思想としてのパレスチナ」ゼミ学生有志(馬谷修、袴田春香、堀部碧(以上総合人間学部)、加藤陽平(立命館大学))が出演。

2009年9月11日 かぜのね公演(「国境なき朗読者たち」立ち上げ公演)

タイトルを「The Message from Gaza ガザ 希望のメッセージ」に改め、頴展公演時の脚本に新たにプロローグ、インターナショナルズの証言、レイチェル・コリーの最後のメール、エピローグを加え、本朗読劇上演のために、つばめクラブのプロデュースにより、平和をめざす朗読集団「国境なき朗読者たち」(愛称:つばめ劇団)を結成、京都市左京区のカフェ「かぜのね」にて上演。

出演は杏さだこ、あんどうえりこ、稲荷明古、きむくんみ、片岡ダイスケ、井上アダム浩孝の6名。頴展初演時にはなかったスライド映像とゼイナブ・シャースの the Urgent Call from Palestineを挿入。照明:はる、協力:今野泰三。

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劇団どろ の舞台

2009年12月 劇団どろによる上演 

合田幸平演出により神戸の劇団「どろ」が、同劇団員および神戸市民有志によって神戸アートビレッジにて上演。

2010年3月21日  広島公演

中東研究者の酒井啓子さんが主宰する「中東カフェ」の一環として、広島のカフェ・パコで半年ぶりに再演。新たに古澤亨と、NYに移住した きむくんみに代わり、浅井桐子が参加。また、京都在住で、世界的に活躍する新進気鋭のピアニスト田村喜久子が幕間の間奏曲を作曲。このときから田村喜久子の演奏による間奏曲が挿入される。照明・音響:カフェ・パコのスタッフのみなさん。

2010年6月 ダイスケ、いなり 劇団大阪の舞台に

「ガザからの手紙」「レイチェル・コリーの手紙」でソロパートをそれぞれ担当した片岡ダイスケ、稲荷明古が、劇団大阪の「遠くの戦争~日本のお母さんたちへ~」(篠原久美子・作、齋藤誠・演出)に客演、稲荷明古は同年の大阪春の演劇祭り新人賞を受賞。

2011年5月21日  京都大学公演 

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京都大学で開催された日本中東学会年次大会の一般公開企画として1年ぶりの再演。今回新たに、かぜのね公演、広島公演でレイチェル・コリー役を担当した稲荷明古に代わり山本久子がレイチェル・コリー役で加わり、また、「ガザ通信」アンサンブルに、京都大学でアラビア語を学ぶ大内雅子、佐藤愛が新たに加わる。照明:加藤太知、音響:伊藤奏美、映像:馬谷修。上演後、公演を受け、太田昌国、鵜飼哲、細見和之らをパネリストにシンポジウム「世界文学の中のパレスチナ」(司会:山本薫)を開催。

2011年12月16日、17日 京都市国際交流会館チャリティ公演

京都市国際交流会館の東日本大震災被災地支援チャリティ企画として同会館で2日わたり3回の上演。2日連続3回公演は「国境なき朗読者たち」にとり初挑戦。2010年広島公演、2011年京大公演を支えた浅井桐子、古澤亨に代わり、梶原玲子、桐生隆文が参加。照明:伊藤奏美、音響:山本晴臣、映像:馬谷修。(脚本・演出を担当した岡真理の、チャリティー公演に寄せたメッセージ) 収益24万円を被災地に寄付。

2012年8月 命を想う朗読会

京都市左京区のタコス・レストラン「タケリア パチャンガ」で「8月 命を想う朗読会」を開催。杏さだ子、古澤亨、梶原玲子、山本久子、岡真理の5名が、日本や韓国、イラクの詩や散文を日本語、朝鮮語、アラビア語で朗読。

2013年12月13日、14日 東京公演 

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東京中野のSpace & Cafe ポレポレ坐で2日連続3回公演。2011年12月の京都公演以来、2年ぶりの再演、また、「国境なき朗読者たち」初の東京公演。桐生隆文に代わり2年半ぶりに古澤亨が復帰、初演以来「ガザ通信」アンサンブルのリーディング・ロールを担ってきた杏さだ子に代わり重責を担う。卒業した大内雅子、ヨーロッパ研修に旅立った井上アダムに代わり、京都大学総合人間学部「思想としてのパレスチナ」ゼミに参加する、市川守彦(3回生)、関口一騎(2回生)、井上みどり(2回生)の新メンバーが熱演。幕間の間奏曲を作曲した田村喜久子も出演、ピアノ生演奏を披露。照明:山本咲良、音響・スライド:山本晴臣。

2014年2月2日 京都YWCA公演

2013年12月東京公演のキャスト・スタッフで2年ぶりに京都で再演。ピアノは東京公演に続き田村喜久子。 協力:京都YWCAブクラのみなさん。

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